2010年08月21日

エアベンダー

今回は映画「エアベンダー」についてちょっと書き込みたいと思います。今作は、2005年から08年までTV放送されたアメリカ産のアニメ・シリーズ「アバター 伝説の少年アン」の実写映画化で(「アバター」という題名権はジェームズ・キャメロンと争って負けてしまったみたいですが(汗))、「シックス・センス」で名高い奇才M.ナイト・シャマラン監督の最新作でもありますが、3D版の評判は最悪ですが、僕は2D版で観たので全然楽しめましたよ(蛇足ながら、3D映画については少なくとも今は割高料金はどうにかならないかと思いますよ)。まずは、今作の背景ですが、世界は「火の国」「水の国」「土の国」「気の国」の四つの王国からなり、それぞれその国の“エレメント”を操る民族が住んでいたが、ある時、火の国が反乱を起こし、四つの王国で均衡を保っていた世界の秩序が乱れてしまう。そんな世界を救うには、四つの国すべての“エレメント”を操る能力を持ち得る救世主=アバターの登場を必要としていたが・・・、といった物語でありましたが、アジア系の登場人物が大半の原作アニメと比べて、映画では白人の俳優ばかり起用しているのはいかがなものか?という声が多数聞かれたみたいですが、冷静に見れば、主要キャスト7人中、白人の俳優は3人程度で(後述します)決して白人の俳優ばかりという訳ではないし、主人公の少年アンを演じたノア・リンガーは、確かに1997年テキサス州生まれのアメリカ人ですが、13歳にしてテコンドーで黒帯を持っている上に、彼の年齢グループの中では、テキサス州のチャンピオンとして4つの部門のタイトルを保持しているというツワモノで、今作が映画デビューながらマーシャルアーツなアクションぶりはホンモノで、「少林寺」のリー・リーチェイ(ジェット・リー)の再来とまで言ってしまいたいと思いますよ(白人の俳優の話を続けますが、確かに原作アニメのイメージで言うと外れてしまいますが、水の国の民族は白人寄りとしたことで、民族的にはワールドワイドな広がりを見せたし、インド生まれのシャマラン監督も今まで監督してきた映画にはもれなく出演していたのに今作こそ出演するべきだったのでは?とも思いましたよ(シャマラン監督が出演するぐらいだったら白人の俳優ばかりでもいいってか?!(爆)))。アバターになる為に生まれてきたという宿命を背負いながら一度はそれを放棄してしまったエアベンダーの少年アンに立ち向かうズーコ王子(ズーコ王子の場合、あくまでも敵役であって、悪役とは似て非なりますよ)を演じたデヴ・パテルは、「スラムドッグ$ミリオネア」の主人公ジャマールの好演が印象的ですが、実はテコンドーの達人で、アクションは堂に入ったものだったし、東洋思想と西洋神話とが濃密に融合した世界観の中で火と水と土と気とが激しくぶつかり合うスペクタクルぶりは圧巻だったし(インダストリアル・ライト&マジックもさすがの仕事ぶりでしたよ(空飛ぶ巨大クリーチャーのアッパも実写化に耐え得る感じでしたからね))、是非とも続編は製作して欲しい(「エラゴン」とか「ライラの冒険」とか続編が暗礁に乗り上げているパターンは数多いですからねえ(泣))「エアベンダー」でありました。

追記:「エアベンダー」主要キャスト
少年アン:ノア・リンガー(アメリカ出身)=テコンドー的には非白人
ズーコ:デヴ・パテル(イギリス出身(両親はインド人))=非白人
カタラ:ニコラ・ペルツ(アメリカ出身)=白人
サカ:ジャクソン・ラスボーン(シンガポール出身(両親はアメリカ人))=出身地的には非白人
アイロ:ショーン・トープ(イラン出身)=非白人
ジャオ:アーシフ・マンドヴィ(インド出身)=非白人
オザイ:クリフ・カーティス(ニュージーランド出身(マオリ族))=非白人
posted by 山茂登旅館 at 16:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【映画評】エアベンダー
Excerpt: 四つのエレメントを操るベンダーたちの闘いを、M・ナイト・シャマラン監督がVFX満載で描くファンタジー・アドベンチャー巨編。
Weblog: 未完の映画評
Tracked: 2010-08-21 22:14